2021年5月4日火曜日

京丹後観光ドライブ

 ゴールデンウィーク前半、悪天候に見舞われ、丹後半島を十分に堪能できなかった。そのリベンジではないが、今回は車で舞鶴から天橋立までを観光ドライブ。

まずは、舞鶴にある海上自衛隊の基地。ここでは、休日になると桟橋に停泊している護衛艦に乗り込み、見学することができる。しかし、コロナの影響で現在は、見学中止。内部の見学はできなくても外から見ることはできるだろうと、行ってみると、やはりありました。本日停泊していたのは、イージス艦あたご と ヘリ空母のひゅうが の2隻。僕にとっては当たり日であるが、見学できないのは残念。



付近には駐車する場所がなかったので、これまで訪れたことがなかった赤レンガ倉庫の駐車場に車をとめて、ゆっくりと雄姿を拝む。

赤レンガ倉庫は、旧大日本帝国海軍の武器倉庫で現在は、いろいろな施設に利用されており、海軍カレーも販売しているが、こちらも閉館中。

若干不完全燃焼ではあったが、舞鶴を後にし、天橋立へ。
天橋立の全景を収めるべく、雪舟観展望休憩所の階段を上る。雪舟は室町時代の水墨画家で、この丘から国宝にもなっている天橋立図を描いたとされている。
こちらが現在の天橋立。室町時代には、天橋立は、つながっていないが、現在はつながっている。これに関する豆知識は後述。

マスクで感染予防したお稲荷様(狐ではなく稲の神様)を後にし、天橋立へ。



天橋立には、神社がある。ところが、この神社の向きをよく見てみると、メインの通路とは異なる方向を向いている。参道らしき方向は、なんと海。
これは、前述した雪舟の水墨画に大きく関係している。つまり、この天橋立が建立された当時は、天橋立は地続きになっておらず、人々は参拝するため海を渡ってきたのだ。
ちょっと見にくいが、参道らしき踏み跡の先には鳥居。その先は海になっている。
建立後、埋め立てられ、地続きとなり、現在の天橋立になった証拠であろう。
そして、現在の天橋立は、富栄養の海であるため、牡蠣が異常に繁殖し、そのせいか海岸は白く美しいが、松は根のはりに対し、幹が太く倒木の危険があるとのこと。そう遠くない将来には日本三景の一つが消失するかもしれない。


形あるものいつかは壊れる。このソフトも今日の熱気でどんどん溶けてしまったが、京丹後名物の黒豆フレーバーのソフトはしっかりと豆の味がし、なかなか美味であった。