2018年5月13日日曜日

船釣り

会社の福利厚生の一つを利用して、船釣りに和歌山(加太)まで行ってきました。
これまでいろいろな釣りをしてきましたが、船釣りはお金がかかるのと、すべて船長の指示に従わねばならず、あまり自由がきかないので、ほとんど行ったことがありませんが、ツーリングのついでと思い立った次第です。



今回お世話になったのは、和歌山県加太港の三報丸さん。
朝五時に集合なので、前日は会社を休んでツーリング。高速は使わず、ひたすら下道を走ります。そう、今回はお金を節約しながら、どこまで極限に迫れるかチャレンジの旅でもあったのです。よって、高速はおろか、キャンプ場にすら泊まらず、現地で公園を探しながらの移動となりました。

いつもはキャンプ場で焚き火料理を楽しみますが、今回は焚き火などできません。そう日本では焚き火ができるところなど最早存在しないのです(TT)。ですので、コンビニで食料を調達し、漁港でサビキ釣りをしながら、夜が更けるのを待ちます。人が少なくなる夜に泊地を設営し、人が活動しだす朝には撤収する、このスタート&ダッシュこそが都会野宿の基本です。
 時間つぶしだったので、魚を保存しておくための氷は買わず、釣り竿を垂らしたら、もの5分でイワシ(サビキにしては大きい)が釣れ、しばらくするとアジが釣れたので、あわてて、追加のエサと氷を購入。本腰を入れると殺気が伝わったのか、その後はあまり釣れず。。。猫が腹を空かせて寄ってきましたが、お前にやる魚はないのだ。
一晩、漁港で明かすつもりだったが、釣れなくなってきたのと、夜風が冷たく厳しいので、仕方なく今夜の泊地候補にしていた道の駅へ行く。

道の駅では案の定、ほとんど人がおらず、車中泊が何人かいるだけだ。おもむろに近くのベンチにマットを広げ、靴を脱いで横になる。そのうち寒くなってきたので、寝袋を取り出し、横になる。
 虫もいないし、人もいないので、テントなんか要らないな。風よけにタープがあればそれでいいかもしれない。新しい旅のスタイルを確立した瞬間だ。
 と思いきや、この道の駅 海釣公園と一体になっており、海釣公園の入場整理券を待つ釣人が夜の0時に集合し始めた。がやがやとうるさい。。。しかもテントもなく寝袋だけで寝ている僕に興味深々な様子がわかる。あーやはりテントは要るのか。。

 とにかくにも翌朝・・・寝たような寝ないような感じだが、気合も体力も十分、少し早めに釣り船に行くとすでに大勢の人が集まっている。家にいても外にいても興奮して寝れないのは同じのようだ。
 そして出航。ラピュタのモデルとも言われる友ヶ島を見ながら、ポイントへ。
船長の指示に従い、底まで沈め、アジを狙うがつれない。。。
とっとアジをあきらめた船長は、次の獲物、ガシラのポイントへ移動。それが功を奏したのかなかなかのサイズが釣れた。
アジ、イワシは前哨戦で釣ったやつで、ガシラは船で釣ったもの。他に3匹ほど同じくらいのサイズが釣れた。
 ガシラは煮つけにしてもうまいし、揚げてもうまいが、今回はお刺身にしてみた。
 デカくて堅い頭を落として三枚おろしにしてみると、意外と食べる部分は少ない。。

アジも同様に三枚おろしにして、タタキに。


イワシは三枚おろしが難しいので、手で身を取り出し、ネギと生姜でツミレに。ガシラのアラで取った出汁汁に入れてツミレ汁

船釣りはやはり船長の指示通りにせねばならず、僕に向いているとは言えないが、ガシラはうまかったので、またどっかで調達したい。

ご当地グルメ
何と言っても和歌山ラーメン。豚骨ベース醤油味に細麺。九州の血を持ち、東京で育った僕のようなラーメン。

で、もって浜名湖で見つけられなかった みかんソフト。