2020年11月22日日曜日

手斧の育成


 ネットで安い手斧を買った。ちゃんとした斧を買えば良かったのかもしれないが、ペグ打ちハンマーにも使えるとうたった斧は見当たらず、嫌な予感はしたが、購入を決定。

 実際に届いた製品を見てみると、刃物というより鈍器。全くと言っていいほど刃がついていない。斧は、その重量で薪をたたき割るので、そんなに鋭い刃は要らないどころか、鋭すぎて欠けてしまうリスクもあるが、このままではあまりに食い込みが悪い。

 そこで、グラインダーで粗く削り、その後は100円ショップの砥石でひたすら研ぐ。中砥(2000番)くらいまで研ぎ、なんとか満足する形になった。


ついでに不要な釘抜き部分をカットし、おもちゃのようなゴム製の持ち手を剥ぎ、パラシュートコードで編み込んだ。

さらに、安っぽいゴムでできた保護カバーも本革で自作し、満足する一品に育った。
 手斧は、1000円程度のものからあるが、安いものは刃がついてないらしい。運搬中の保護のためとの理由もあるようだが、自分で研ぐ気力のない人は、購入時によく注意したほうがいいだろう。