2025年1月18日土曜日

白鷹酒造見学2年目

 昨年も行った白鷹酒造の見学会に行ってきました。今年はキャンプ仲間でもあり、業界の友人でもあるY岡氏による大規模なツアーでした。

業界の諸先輩方も招待されているとのことで遅刻するわけにもいかず、早すぎた到着。まずはじっくりと周辺を散策してみます。

白鷹酒造の周辺は、酒蔵通りと名前が付くほど酒造会社が集まっているところ。何故ここに酒造メーカーが集まっているかというと、ここでしか採取できない井戸水が酒作りにマッチしているからとのこと。


酒造通りというわりには、さほど酒蔵っぽくはなく、普通のとおり。


酒造の見学は、新酒ができるこの時期のみのイベント。新酒ができたことを伝える杉玉も緑色です。

白鷹酒造では、昔の酒作りの道具などの展示物もあり、規模の小さい博物館の様子。

見学ツアー後の試飲会やお土産どころも併設されており、雰囲気はかなり良く、さながら古民家の様相。

そして、白鷹酒造をはじめ、灘の酒処を支える井戸水がこの宮水。
宮水は、日本では珍しい硬度の高い水のようで、ミネラルが豊富な水だ。ツアーの解説によれば、硬度が高い硬水で作られた酒は、辛口で、灘の男酒ともいわれている。一方で伏見の酒は軟水らしく、灘の男酒、伏見の女酒の所以とのこと。

また、日本酒に適した山田錦も近くで栽培されており、それらが合わさって灘の日本酒となったらしい。山田錦はふつうの米と違い、背が高く粒も大きい。この米を30%ほど精米し雑味を除いたものが日本酒の原料となる。

精米され、麹を加えて発行するとこんな感じ。発酵と糖化を交互に繰り返す。

奥にあるのが圧搾機。しぼって出てきた液体が日本酒。ツアーでは、搾りたての原酒をいただける。アルコール度数が高いせいか。少しツンとするトゲのある感じがするが、時間を置くと円やかになるらしい。

今回は友人の声掛けで業界の著名人が多くあつまり、その末席に加えてもらったツアーでした。