2017年12月16日土曜日

ナイフのメンテナンス

アウトドアの必需品のナイフは使っているうちにどんどん切れ味が落ちていく。切れ味が落ちたナイフはかえって危ないので、研ぎ直さなければならない。
今日は、そんな研ぎのお話。



まず、砥石の種類だが、大きく分けて荒目、中仕上げ(1000番)、最終仕上げ用(5000番以上)がある。順番に目が細かくなっていく。

荒目の砥石は、ナイフの刃がかけてしまった場合などに使う。欠けた部分までナイフを細く削りだす。
荒目のままでは、切れ味が悪いので、中仕上げで細かく研ぐ。一般用ならこれで十分な切れ味がよみがえる。
最後の仕上げ用は、プロの料理人向けだ。

そして、砥石は使う前に十分に水に漬けてから研ぎはじめる石と、使う前に水をかけてから使う石とがある。
研ぐ角度は、刃を砥石に密着させた角度。刃を砥石にあててみるとピッタリ吸いつくので、感覚でわかる。研いでいるうちに角度が変わらないように注意が必要だ。


それを踏まえて、ナイフと包丁を研いでみた。ナイフは刃の身が厚く、刃の部分も大きいため、かなり研ぎやすいが、包丁が身が薄いため、かなり難しい。
刃の角度そって、研ぐというよりは、割り箸一本分くらいの角度で研いだ方がよさそうだ。
また、研いでいる最中に砥石が削れ、泥水のようなもの(研糞)が出てくるが、これで研いでいるため、水で流してはいけない。

正直なところ、僕の腕では、中仕上げ(1000番)の砥石で十分なのだが、練習の意味もあり、6000番の砥石を買ってしまった。
ちゃんとした砥石はホームセンターなどでは手に入りにくく、金物屋なら入手できる。