その中でもなんとしても走っておきたいのがUFOラインと四国カルストだろう。
UFOラインは、正式には、町道瓶ヶ森線という舗装された林道だ。名前の由来は、UFOが よく目撃されるからとか、雄峰(ゆうほう)から転じたなど諸説ある。
このUFOラインは、西日本 最高峰の石槌山をバックに標高1300mあたりを尾根沿いに縫うように道路が走っているため、天空に続く道として、有名だ。
有名にしたのは、カローラのCMだ。CMでは軽快に走っているように見えるが、実は道幅はかなり狭く、CMにでてくるこの道路以外は、うっそうとした林道そのもので眺望も悪い。さらに道路には、こぶし大の落石が落ちていたり、でかい穴があいていたり、湧き水が漏れて路面がぬれていたりの酷道となっている。
とはいえ、この山に走る白いラインは絶景であることに間違えはないので、走りにではなく、絶景を見に行く感覚で一度は行ってみるといい。
UFOラインは、寒風山トンネル(一般道では一番長いトンネルらしい)脇からスタートし、終点は、石槌山の登山口に続く石槌山スカイラインの終点につながっている。
今回は、途中から曇り空で景色は今一つだったが、天気が良い日は、かなりの絶景が楽しみめるらしい。ただ、UFOラインはもう走りたくないので、今度は石槌山登山の時にでも再訪したい。