2020年10月3日土曜日

焼岳

 今回の山行は、北アルプスの焼岳。今なお噴煙を上げる活火山だ。

主な登山ルートは3つ。一つは上高地からのルートでもっとも人気が高い。次は中の湯ルートだが、今回はあまり知られていない中尾温泉ルートだ。


前泊地にしたのは、登山口近くの飛騨温泉郷 道の駅に併設されているオートキャンプ場。温泉郷の名を関するだけのことはあり、露天風呂が料金に含まれている。まずは、前哨戦としてご当地ビールをやっつける。

今回は、名古屋で先輩と合流しピックアップしてもらうため、衣食住を背負っての移動。できるだけ荷物を軽くするため、一人用テントの出動だ(ライペン エアライズ1:軽くてコンパクトだが、やはり狭い。それでも中にザックなどはおける)。

 翌日登山開始。あまり知られていない登山ルートのはずだったが、昨今の登山ブームのせいか駐車場は一杯。多少強引に車を止めさせてもらい、舗装道路を歩きだし、登山口へ。
 うっそうとした森と笹で覆いつくされた山道を歩くと、わずかに眺望が開けたところに白水の滝が朝日を浴びている。


途中にヒカリゴケの生息地を発見。写真では光って見えるものの、よく見ないとわからない。

やがて森林限界を超えると焼岳の頂上が見え始める。焼岳は火口を挟んで南峰と北峰にわかれており、南峰は立ち入り禁止。

最後の急登を超えると、ようやく頂上。

眼下には、火口湖 正賀池が見える。

 正賀池の手前では、水蒸気が噴き出しており、硫黄で岩が黄色く染まっている。

反対側には、上高地が見える。ガスがかかっていたため、写真はいまいちだが、梓川は遠くからみて美しい。

地熱を利用した発電所。

このあたりは至るところに温泉が湧き出ており、ほぼ無料の露天風呂も多い。下山後は荒神の湯で汗を流し、今回の山行を終える。