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2020年9月21日月曜日

軍幕テントと越前打出刃物

 軍幕テントの実用テストをするために福井県へ。なぜ福井かというと、福井は越前打出刃物が有名であり、以前、福井にあるタケフナイフビレッジという工房のナイフが気に入っていたからだ。

 まずは、メインの軍幕テントの様子。実は福井県の格安キャンプ場”鮎川園地キャンプ場”を狙っていたのだが、このキャンプ地、1日800円という格安の上、磯釣りができるキャンプ地であるため、すごい人気。さらに予約ができない。ならばと、朝9時に到着するように出かけたが、四連休の中日だったこともあり、すでに大混雑。しかたなく、大移動し勝手知ったる能登千里浜の休暇村キャンプ場へ。

 ここも普段にくらべると混雑していたが、広大な敷地のため場所を確保できた。

さて、出かける前は、軍幕3枚を利用したワンポールテントを想定していたが、実際に張ってると、テント内が狭すぎて、コット(組み立て式ベッド)が入らない。しかたなく、軍幕4枚を使ったバップテントに変更。ちょうどコットも入り、さらに前室まで確保できた。

 軍幕をペグで止めて、ポール2本と張綱で張っただけなので、隙間だらけで、外と大差ない。また、軍幕は分厚い生地であるため、荷物もかさみ、設営、撤収の手間もかなり大変だ。そのかわり、化学繊維の生地ではないため、タープ下でも焚火ができる。

 荷物の大きさ、設営/撤収の手間を考えると、使いどころが難しいが、ファミリーキャンプを楽しむテントの中では、ひと際異彩を放っており、話題性はある。

 本題の出刃包丁だが、前出したとおり、タケフナイフビレッジにて購入。捌く魚もそんなに大きくないので、小出刃を選択。さらに研ぎやすいようにステンレスではないものを選択した。販売品のは、ダマスス鋼っぽくいくつもの鋼を重ねて包丁にしたものと、一つの鋼から成る包丁があった。値段は複数の鋼からなる包丁は倍もする値段で、何が違うのか聞いてみたところ、見た目と硬さが違うが、切れ味に違いはないとのこと。

 硬いと研ぎにくいので、安いほうを選択。見た目はそれなりだ。


タケフナイフビレッジは、工房の見学のほか、予約すれば、体験もできるちょっとした博物館だ。あまり人は多くなく、刃物に興味がない人には退屈かもしれない。

せっかく福井に来たので、一番の観光スポット東尋坊と蕎麦を堪能した。
東尋坊はTVでみるより断崖が低い。。


そして越前おろし蕎麦。他でたべるより、大根は辛みが強い。やはり、薬味としてはこのくらいの辛みがなくてはイカン。
バックは、ちょうど花をつけた蕎麦畑。

 今回のツーリングでは、ほぼ下道ツーリングだった。高速で時間を短縮するのもよいが、下道で気になるポイントを寄り道しながらだと、思わぬ発見ができる。
 写真は今一つだが、敦賀と越前の間にある海沿いの道路、その名も潮風ライン。その名のとおり、海沿いを走るラインだが、海も近く実に気持ちがよい。


京都と敦賀を結ぶ有名な鯖街道。その昔、京都に鯖を運んだ道らしいが、あちこちに鯖の棒寿司が販売されており、なかなか美味。

普段、高速で通りすぎるだけの福井であったが、頑張れば日帰りもできる距離にあるし、今回は渋滞で行けなかった三方五湖レインボーラインあたりにも行ってみたい。