嫁さんのたっての希望で熊野古道に行ってきました。
とりあえず、熊野本宮大社に参拝。熊野三山の一つである那智大社はずいぶん前に訪れたことがあるが、意外なことに本宮は今回が初めての参拝。
まずは、手水舎では、シンボルの八咫烏(足が3本)がお出迎え。
八咫烏は、奈良の橿原に都を移し初代天皇となった神武天皇を熊野まで案内したと日本書紀、古事記で語られています。
さすがに神門内は自由に歩かせることはできませんが、それ以外は自由に歩かせてもいいとのこと。神門内は抱きかかえれば、一緒に参拝できるという寛容さ。
熊野古道はいくつかのルートがありますが、今回はちょっと様子見なので、一番簡単なコースを選択しました。通常はバスで発心門王子まで行き、そこから熊野大社まで歩いて戻ってくるのが一般的なルートですが、様子見なので、熊野大社からちょっと登って雰囲気だけ味わってみることにしました。
熊野大社まで行けば、すぐに熊野古道の入り口がわかるだろうと、たかをくくっていましたが、発心門王子までのルートが見つからず、案内板もない。
Google Mapで確認すると、大社より近くの道の駅からのほうが距離が短いので、そちらに移動し、念願の熊野古道歩き開始。
普通の山歩きといえば、山歩きなんですが、世界遺産、熊野古道だと思えば、なんとなく趣もあり、神妙な気持ちになります。
今回は、祓所王子から伏拝王子までのわずかな距離でしたが、道のりは薄暗く、早め早めにに行動しないと日没より先に真っ暗になりそうな雰囲気。やはりちゃんとした装備で歩かないといけません。
さて、熊野大社ですが、明治20年に熊野川氾濫による水害で被害を受け、現在の場所に移されたそうです。もともとあった場所には、大きな鳥居だけがありますが、神殿跡は今でも聖地されています。
今回は、初の熊野本宮大社への参拝を熊野古道の様子をみてきたプチ観光でした。