詳しくはなかったが、川越は江戸の北の守り口として、栄えたことから小江戸と呼ばれ、今も蔵が立ち並ぶ街並みや時の鐘など古い建物がならんでいる。 川越駅駅スタンプ
蔵通り(一番商店街)に行くためには西武線の本川越駅がアクセスがよい。
蔵通りは昭和通りとも呼ばれており、車やバス、観光客も多く混雑しているが、一番の観光スポットということもあり、押さえておきたいポイントだ。
蔵を利用した雑貨が多く、川越の名産である醤油やイモをつかったスイーツも並んでいる。観光案内所の人によれば、他にもウナギが有名らしい。ウナギは僕はスーパーの安い奴か金沢の宮村と決めているので、今回はパスした。
醤油団子
紫イモのソフトクリーム
そして川越のB級グルメ 太麺の焼きそば
前述したが、道は車通りも多く、狭いので食べ歩きするときは周囲に注意する。
また、川越は刃物も有名らしく、何軒か刃物専門店を見かけた。その中でも特におすすめなのは、「まちかん」。
店の中では、店主とその弟子がひたすら包丁を研いでいる。一心不乱に研いではいるが、包丁の説明や研ぎ終わった包丁のためし切りをさせてもらえる。
ものすごく丁寧な物腰で職人の気難しさは感じられないが、包丁は引いて使うこと。上から押すように切ると包丁が傷むことなどをわかりやすく教えてくれる。
さらにプロともなれば、包丁研ぎには7段階の砥石が必要で、一番細かい砥石は、なんと10000番超え。(僕が持っている砥石が、6000番だからその倍だ)
その店によれば、上手に使えば1年ほどは研がなくてもいいらしい。また鋼が多く含まれている場合、包丁は放っておけば錆びてしまう。本来な油を引けばいいが、家庭で毎日使う場合には良く拭いて水気をとればいいらしい。 そのうちに酸化被膜ができて錆びなくなるとのこと。
ついでに包丁の研ぎ方についても教えてもらった。根ほり葉ほり聞いても嫌な顔を一つせず、丁寧に教えてくれたので、店をでるときにお礼をいったところ、「生意気なことをいいました」と帰ってきた。うーんこの応対は素晴らしい。
お店の丁寧な態度と包丁の切れ味のすごさに感動し、思わず包丁を買ってしまった。安い奴で2万円するが、久しぶりに良いと思える物に出会った。
すぐに持って帰れるのかと思いきや、店に並んであるのは最終の仕上げがまだ済んでいないとのこと。最終仕上げに40分かかるので、それまでもう一つの観光スポット「時の鐘」あたりブラブラした(包丁の切れ味は最期)。
時の鐘はメイン通りである昭和通りと大正通りの間にある。
大正通りはモダンな建物が多く、車も少ないためゆっくり歩くにはこちらがいい。
今回は、たまたま埼玉に用事があったついでによった川越だったが、なかなか堪能できた。東京からなら日帰りで十分満喫できる時間だし、中身の満足度も高い。埼玉は見どころがないと思っていたが、大きな誤解だったようだ。
そして、最後に包丁の切れ味。
うーん…滅多に動画とらないし、まだ力入っててうまく伝わらないな。ちゃんと力を抜いて包丁を引けば、まな板を叩く”トン”って音がしないらしい。押し切るのではなく、引いてきるので、細胞がつぶれず、料理も美味しくなるらしいです。